前回書かせていただいたのですが、祖母は初めてデイサービスを利用しました。
デイサービスに行かせるまでは多少苦労しましたが、デイサービスから帰ってくると機嫌が良かったので私と母は安心していました。
しかし次の日の朝には、祖母の気分が180度変わってしまいます。
朝起きてくるとこんなことを言い出しました。
(祖母はレビー小体型認知症によるパーキンソン症状ので影響で、毎朝、足が動きにくいと言うようになっていました。)
祖母:「足がだるいよ。昨日動いたからじゃろか。」
母:「違うやろ。昨日は朝から足がだるいって言ってたやないの。」
祖母:「いや、昨日よりも足が動かん!」
母:「朝は毎日のように『足が動かん』って言ってるやないの。起きたばっかりやから筋肉が固まって歩きずらいだけやないの?」
祖母:「いや、こんなに足がだるいのは初めてじゃ!あんなところにお前が行かせるから!」
母:「自分が行くって決めたんやろ?昨日は足が軽くなったって言ってたやないの。」
祖母:「そんなこと言っとらん!あそこに行ってから余計に足が悪くなった。」
母:「そんなわけない!歩く練習しないと余計に歩けなくなるよ!」
祖母:「もうあそこには行かんからね!断っといて!」
こんな感じで、何を言っても「デイサービスには行かない」の一点張り。
しかもお昼ごろにはこんなことまで言い出しました。
祖母:「みっちゃん(母)、腰も痛くなってきたよ。あそこに行ってからどこそこ悪くなるがね。」
母:「そんなわけない!骨折した時の痛みがまだ残ってるんじゃないの?よく腰が痛いって言ってるやないの。」
(祖母が骨折した時の話はこちら)
祖母:「まだ治ってないんじゃろか?」
母:「前に病院でレントゲンとった時に、もう治ってますって言われたやろ?でも『痛みは人によってはちょっとの間残るかもしれない』って病院の先生も言ってたやないの。」
祖母:「いや、あんな遠くまで(デイサービスまで)車でガタガタゆられたからじゃ!」
母:「なんでやの!昨日デイサービスから帰って来た時は腰が痛いって言ってなかったやろ?」
祖母:「いや、痛かったよ!あそこに行ったせいじゃ!」
母:「(はぁ〜。)」
祖母は被害妄想が酷くなっていたので、何か不満があると、人のせいにしたりすることが多くなっていました。
この時はデイサービスに行きたくないという気持ちが強くなり、そのことがデイサービスに対する不満やマイナスの印象になってしまいました。
その結果、自分の体の不調を全てデイサービスに行ったことによるものだと妄想するようになります。
こうなってしまうと、もう何を言っても聞いてくれません。
後日、ケアマネージャーさんが説得に家まで来てくれたのですが、「腰が痛くて動けない」などと言い、デイサービスには行けないと言います。
無理矢理行かせることも考えたのですが、背中の骨折が治ったばかりだったこと、1月末の寒い時期だったことを考えると、タイミング的にはよくありませんでした。
(寒さにすごく敏感に反応するようになっていたので)
ケアマネージャーさんも「それなら少し温かくなった3月ぐらいからもう一度チャレンジしましょう」とのことだったので、今回はデイサービスをやめることとなりました。
デイサービスはやめることになりましたが、私と母が祖母と暮らせない期間は「訪問ヘルパー」さんに来ていただくことになりました。
また認知症が少しずつ進んでいたこともあり、「訪問看護」さんにも来てもらい薬の管理や入浴の手伝いをしてもらうこととなりました。
ここからたくさんの人に協力してもらい、祖母の1人暮らしが再開します。
では今回はこのあたりで失礼します😊