認知症のマイナス思考(「うつ」や「被害妄想」)

スポンサーリンク

スポンサーリンク

誰でも、マイナス思考になったり、なぜかイライラしてしまうことってありませんか?

私は腰のヘルニアとCRPSという病気を併発してしまい、その時は痛みで、精神的にもあまり余裕のない日が続いた時があります。
その時は、なぜかやる気がでなかったり、普段イライラしないことでイライラしてしまったりしていたと思います。
(今でも仕事や勉強をしようとすると、かなりの確率でやる気が起きませんが😅)

認知症の方も同じで、病気のせいで精神的に不安定になってしまうことがあります。
1日の中でも、元気な時、落ち込んだりする時など、精神状態が激しく変化することもあります。
(「うつ」の症状は「アルツハイマー型認知症」を始めとする、全ての認知症で起こる可能性があります。ただ特に多いのが「レビー小体型認知症」と言われているそうです。)

私の祖母の場合、レビー小体型認知症の影響の1つ、「パーキンソン症状」がでていたので足が動きづらくなっていました。
足が動きづらいと、普段当たり前のようにやっていた、料理や洗濯などの家事がとても大変になってきます。

特に祖母の場合は1人暮らしということもあり、不安も大きかったと思います。
(それでも自分の生まれた土地、暮らしている家を離れることを嫌がっていました)

以前は「遠いのにそんな無理して帰ってこなくていいよ」と言っていた祖母が、このころは「いつこっちに帰ってくるんね!」とちょっと怒り気味に言うようになりました。

また帰省して一緒に暮らしてみると1日の感情の起伏が激しいことにも気づきました。
朝起きて一緒にご飯を食べる時、少し愚痴を言うぐらいでまだ元気なのですが、私が「昼ご飯までには帰るわ」と言って出かけると、だいたい1時間ほどすると電話がかかってきます。

祖母:「何か、お腹が痛くて気分が悪いよ。

私:「え?大丈夫?

祖母:「すぐに帰ってきて、病院に連れて行って

私:「わかった。すぐに帰るわ!

こんな感じで急いで家に帰ると、祖母が洗面所で手を洗っています。

私:「おばあちゃん、大丈夫?

祖母:「なにが?

私:「いや、さっき電話でめっちゃしんどそうやったやん?

祖母:「トイレいったらなおったよ!

私:「マジか!(笑)

日によっては頭が痛かったり、心臓が苦しかったり、「もう長くはない」と言ったり(笑)。
色々な症状を訴えては、1、2時間後に何事もなかったかのように元気になります。
気分が沈んでいる時は些細なことでもすごく気になってしまい、脅迫観念にかられてしまうようです。

介護する側としては最初は戸惑うことも多いですが、何度か経験すると精神的不安からきているのかそうでないのかが、わかるようになってきます。

ただ不安からきていることがわかったとしても、本人(認知症の方)に納得してもらえるかは別問題です。

私の祖母の場合、このころは1度思い込むと記憶の修正がきかなくなっていました。

例えば、祖母はパーキンソン症状がでており足が動きづらいのですが、私たち家族が「頭の病気から足が悪くなっているんだよ」と説明しても、聞いてくれません。

それどころか「早く整形外科へ連れて行って!あそこに行った人は、すぐに悪いところが治るから!」と言ってきます。

こうなった場合、何を言っても聞いてくれないので、「ちょっと用事があるから」とか言ってその場をはなれ時間をおいたり、話題を変えたりすると落ち着くことが多かったように思います。
ただ祖母がお怒りモードの時はこれぐらいではすみませんが(笑)

今思うとこの時ぐらいからが、本格的な介護の始まりだったのかなと思います。

それでは今回はこのへんで。
次回は今回の続きで祖母のお怒りモードの状態について書かせていただきたいと思います。

スポンサーリンク

よろしければ、シェアして下さい!

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です