ヘルパーさんに断られる

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前回前々回、の続きになります。

祖母は私の母への電話の回数が減ることで、ストレス(被害妄想)が発散しきれなくなってしまいました。

そしてそのストレス(被害妄想)はヘルパーさんに向かってしまい、ヘルパーさんを怒らせる事態に。

そして事態は、さらに悪化していきます。

私が祖母の介護で帰省する前日の出来事です。

朝、私の母に、祖母の家に来ていただいているヘルパーさん達の責任者の方から、電話がありました。

責任者:「ご無沙汰しております。◯◯園(施設の名前)の◯◯です。

私の母:「いつもお世話になっております。もしかして母(私の祖母)がまた何か言いましたでしょうか?

責任者:「じつはですね、今朝、うちのヘルパーが△△さん(私の祖母)のところに伺ったのですが、カギを閉めて開けてくれず、中に入れていただけなかったんです。

私の母:「えっ!申し訳ございません。たぶんカギを盗られたと思い込んでしまっているんだと思います。

責任者:「そうなんですよ。今回は私が後から合流して、何とか説得して中に入れていただけたのですが。

私の母:「本当に申し訳ございません。お手数をおかけしました。

責任者:「いえいえ、ただ、今後のことも含めまして、またご自宅にお伺いさせていただいてもよろしいでしょうか?明日から息子さん(私)が帰ってこられると聞いたので。

私の母:「はい。息子にも伝えておきます。この度は大変お手数をおかけしました。

責任者:「いえいえ、よくあることですから(笑)

祖母と家にいつも来ていただいているヘルパーさんとの関係はより悪化してしまい、とうとう決断の時がやってきます。

私が帰省し、祖母がデイサービスで家を留守にするのを見計らって、ヘルパーさん達の責任者の方と話し合うことになりました。

責任者:「お久しぶりです、◯◯さん(私)。

私:「お久しぶりです、うちの祖母が大変ご迷惑をおかけしました。

責任者:「いえいえ、ヘルパーの仕事をしているとよくあることなので。

責任者:「ただ△△さん(祖母)の場合、仲が良くなる(慣れてくる)と、被害妄想が起きやすくなるみたいで。

私:「そうなんですよ。祖母の場合、初対面の人には心で思っていてもあまり口には出さないのですが、慣れてきた人には、急にスイッチ(被害妄想)が入ってしまう時があるみたいで。

私:「ヘルパーさん達は怒ってらっしゃるんじゃないですか?祖母がキツイことを言ったようなので。

責任者:「いえいえ、ただヘルパー達に聞いてみると、ちょっとこのままでは厳しいかなという意見もちらほらと。

責任者:「違うヘルパー(祖母が疑いを持ってない人)を派遣することもできるのですが、今のままだとまた同じことが起きる可能性もありますし。

私:「そうですよね。やっぱり難しそうですよね?

責任者:「う〜ん。まぁ、とりあえず1度、お預かりしていたお金(祖母の食費代)はお返しさせていただきますので、またケアマネージャーとも話し合っていただければと思うのですが。

私:「わかりました。すいません、本当にご迷惑ばかりおかけしまして。

責任者:「いえいえ、それでは失礼致します。

今まで預けていたお金を返されたということで、鈍い私でも「もうヘルパーを派遣することはできませんよ。」と言われていることに気づきました。

正直ヘルパーさんに断られたという人の話しを聞いたことがなかったので、「こんなことってあるんだ」という感じでしたが(笑)、私も母も妙に納得はしていました。

特に母は、祖母からキツイことを言われ続けていたので「ヘルパーさんが嫌がる気持ちもわかる」と思っているようでした。

とにもかくにも、ヘルパーさんに来てもらうことができなくなったので、いよいよ私達も決断をしなければなりません。

祖母を兵庫県の私達の家に連れてくるのか、施設に入れるのか、また祖母が納得する方法があるのか?

色々と考えて決断を下すこととなります。

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