以前にも書かせていただいたのですが、私の祖母はレビー小体型認知症になってから軽い「うつ」のような状態になる時があります。
ずっと宮崎の家を離れたくないと言っていた祖母も、こんなことを言うようになりました。
祖母：「みっちゃん(私の母)の家、部屋が１つあまってるんね？」
私：「うん、布団敷くぐらいしかできへんけど、あいてるで。」
祖母：「最近、心臓が苦しいから、1度いいお医者さんに見てもらおうかな。」
私：「おばあちゃん、最近の検査で心臓は良くなったって病院の先生が言ってたやん。」(祖母は以前心不全で入院したことがあったので)
祖母：「いや、あの先生はこの苦しさをわかっとらん！」
私：「(またはじまった😅)そしたら、お母さん(私の母)に聞いてみるわ。」
祖母：「聞いてみて！もう私は一人暮らしはできんかもしれんから。」
認知症になると、同時に「うつ」のような症状がでる人もたくさんいるそうです。
私の祖母も心が弱気になっていたので、この時は毎日のように「〜が痛い」「〜が苦しい」と言っていました。
病院での検査結果は悪くなかったのですが、少し歩いただけでも「心臓が苦しい」と毎日のように言うので、さすがに少し心配になっていました。
家族で話し合った結果「おばあちゃんもこっち(兵庫県)の病院で見てもらわないと納得できないみたいだし、1度、家(兵庫県)に連れてこようか。」ということになりました。
ただ心配なのが家がマンションで狭いということ。
祖母の家は、一軒家で庭もある程度広く、自由気ままに暮らしていたのでストレスがたまるのではと思いました。
また被害妄想が酷くなってきているので、何か自分の気に入らないことがあると文句を言ったり、ダダをこねたりしないかということが心配でした。
いろいろ不安はありましたが、母は祖母を宮崎県から兵庫県に連れてきました。
その際、母と祖母が約束したのが「こっちの(兵庫県)の病院で検査したら、文句を言わずに先生のいうことを聞かなきゃだめだということ。」この1点です。
祖母は自分が納得するまで、いくらでも病院に行こうとします。
例え検査結果がよくても、「自分(祖母)は苦しいのだからこの病院の検査はおかしい」という考えになってしまうんです。
祖母の場合、レビー小体型認知症になってから、些細なことをすごく気にして悪いように考えてしまうようになっています。
例えば２日間、便がでないだけですぐに病院に行きたがったり、便秘薬を決められた数以上、飲もうとしたり。
このようなことにならないように、きっちり約束して祖母を兵庫県に連れてきたのですが、私たち家族の想像を上回る被害妄想を祖母が言い出すことになろうとは、この時はまだ知りませんでした・・・。
では続きは次回に(笑)
