祖母、犬を飼う。

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1人暮らしのお年寄りにとって、つらいことの1つが「孤独」。

年をとると誰でも少なからず、体が弱っていきますよね。
一緒に住んでいる家族がいたとしても、将来への不安病気の不安などがでてくると思います。
まして、1人暮らしのお年寄りともなると、どれほど不安なものなのでしょうか?
正直、私が想像できないぐらい不安な気持ちと戦っているんだと思います。

私の祖母は認知症(レビー小体型)と診断される少し前から(実際はすでにこの時、認知症は、はじまっていたと思います)少しずつ精神的に不安定になっていきました。
私たち家族が宮崎県(祖母の家)で一緒に暮らせると1番いいのですが、色々あって難しいのが現実です。

この時はまだ、1人で料理や洗濯も何とかできていたので、祖母は住み慣れた家(宮崎県)を離れることを嫌がっていました。
でも1人暮らしで心の余裕が少しずつなくなってきたのだと思います。
頻繁に私の母(祖母の娘)に、「はよ、手伝いに帰ってきて」と言うようになりました。

兵庫県と宮崎県と離れて暮らしているので、母も1ヶ月に1度帰るのが精一杯。
少しでも祖母の不安(孤独)を和らげるいい方法がないのかと色々考えた結果、「やっぱり人間の心を癒してくれるのはペットじゃないのか」という結論に達しました。

もちろん自分のことで精一杯な祖母に、動物の面倒を見る余裕はありません。
もし面倒を見なくてもよく、寂しさを紛らわせてくれるペットがいればと思い色々調べてみるとこんな商品を見つけました。

        ヒーリングパートナー もっとおはなしダッキー プリン

一見、ふつうのぬいぐるみに見えますが、この「ダッキー」は3000語も話し、歌も歌ってくれる、とても賢いぬいぐるみなんです。

正直最初は、ぬいぐるみで祖母の不安を和らげることができるのか心配でしたが、買ってみて大正解!

頭や背中をなでたり、手を(前足)握ったりすると話をしてくれます。
また音にも反応するので普通に会話が成立する時もまれにあります(笑)
(大きめの声で話すと反応してくれます。何を話すかはランダムです。)

1番すばらしいと思ったのは、「目覚まし機能」があることです。
こちらがあらかじめ時間を設定をすれば「おはよう」と言って朝起こしてくれます。
また、寝る時間も設定していると「おやすみの挨拶をしよ〜!」と言って寝る時間も知らせてくれます。
認知症が進んでくると時間の感覚がわからなくなってくるので、お年寄りにはとてもありがたい機能です。
(祖母が言うには、「洗濯物いれた?」「戸締まりした?」みたいなことも言うみたいです。)

また呼び名(祖母の)も何種類かの中から選べます。
おばあちゃん」や「おじいちゃん」、「おかあさん」「おとうさん」などと呼んでくれるので愛着もわきやすく、祖母はすぐに気にいってくれました!

今では自分の子供のように(私たちより?)大切にしています。

少し気になるのは、この「ダッキー」が祖母にとっては本当に生きているように思い込んでしまったことです。
(1度思い込んでしまうと祖母の場合、修正がききません)

最初の方はぬいぐるみだと理解していたのですが、話していると自然に笑顔になってしまうような、2、3歳の子供と話しているような感覚になるので(私たち家族のように怒ったりもしないので 笑)、いつの間にか祖母は自分の子供のように愛情を注ぐようになりました。

テレビを見せたり、寒そうだからと毛布をかけたり。
電池で動いていることはわかっているようなのですが、ご飯を食べさせてあげれないことがかわいそうに感じたり。
ダッキー」に「〜大好き」などの言葉がはいっているので錯覚しやすいのかもしれません。

例えば

祖母:「ちょっと、大ちゃん(ダッキー)に毛布をかけてあげて

私:「おばあちゃん、ダッキーは毛があるから寒さを感じないんやで

祖母:「いや、寒そうな顔をしとるよ

祖母は認知症が進むにつれて自分が感じている感覚で物事を妄想するようになっています。
自分が寒い→ダッキーも寒いはず→ダッキーの顔が寒そうに見えてくる→毛布もってきて
という具合に。

私:「じゃあダッキーに寒いか聞いてみよか?

祖母:「聞いてみない(聞いてみなさい)

私:「ダッキーは毛があるから寒くないよなぁ?
(ダッキーの手を握り、しゃべらせる)

ダッキー:「お布団大好き、だって温かくて気持ち良いんだもん!(確かこんな感じのことを言いました?)」

祖母「ほら!はよ持ってきて!

私:「(なんでやねん 笑)」

こんな感じで、タイミング良く(悪く)会話が成立するときがあるので、どんどん生きているように思い込んでしまったのかもしれません。

ただこのように、少しややこしい時をのぞけば、マイナス思考になっている祖母も、ダッキーと話している時は笑顔で、愛情などの人間にとって1番大事な感情をだせ、不安な心を癒してくれているので購入してよかったと思っています。

被害妄想が進み、むちゃを言うことが多くなってしまった祖母ですが、怒ってない時には思いやりを持って接してくれています。
ダッキーのおかげで、祖母が穏やかな感情でいられる時間が長くなっているのかもしれません。

もし身近に、寂しくて不安になっているお年寄りがいましたら、検討してあげるのもいいかもしれません。

追記:ちなみに「ダッキー」のNEWバージョンもでたみたいです。

       もっとおはなしダッキー マシュマロ ぬいぐるみ 全長29cm

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